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2013年09月25日

ポリオの予防接種

佐久総合病院名誉院長●松島松翠

 ポリオという病気は、正式には急性灰白髄炎といいますが、口から入ったポリオウイルスが神経を侵し「手足のまひ」などを起こす病気で、小児まひとも呼ばれます。1960(昭和35)年当時はワクチンがなかったため、かつてない大流行をしましたが、現在はワクチン接種が徹底されたため、日本では新たな感染者は出ていません。
 しかし、海外ではまだ流行している地域もあり、海外で感染した人が日本に入ってくる可能性もありますし、ポリオに対する免疫を持っている人が減ってくると、また流行が起きる可能性があります。
 そこでさらにワクチンの接種が必要になりますが、昨年から生ワクチンの代わりに、不活性化ワクチンが使われるようになりました。生ワクチンと不活性化ワクチンとの違いは、前者には病原性を弱めたウイルスが入っていますが、後者は不活性化した(殺した)ウイルスが入っています。後者では、病原性はないので、副作用が出る心配はありません。
 不活性化ポリオワクチンは、初回接種3回、追加接種1回、合計4回の接種が必要です。
 これらはいずれも注射によりますが、昨年9月から実施されています。これに伴い、生ポリオワクチンの定期予防接種は中止になりました。昨年11月からは、ジフテリア、百日ぜき、破傷風、不活性化ポリオワクチンの4種混合ワクチンの定期接種が行われています。
 既に1回目の生ワクチンを接種した方は、2回目以降は不活性化ポリオワクチンを受けることになります。既に2回生ワクチンを接種した人はその必要はありません。詳しいことは、市町村にお尋ねください。

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